最後の165系、廃車回送を追跡する!
2003,11/20
 長らく大宮に留置されていた新前橋の165系がついに長野へ廃車回送されるとの情報が入ってきた。ダイヤを見ると時間調整のための長時間運転停車がいくつか設定され、並行する関越、北陸道を使えば十分、追っかけ撮影が可能であることが判明した。当日仕事は休み!これは行かない訳には行かないでしょう。平日休みの特権をフルに活用せねば。今回の廃車回送編成S10+S8+S9は、中央線低断面トンネルに対応していないため、上越、信越線の長岡回りで長野に向かう。高速のインターと運転停車を考慮して、事前に綿密に撮影計画を立てた結果、まずは練馬ICからバイクで関越に入り北上することにした。群馬県に入る頃、ついに雨が降り出し、渋川ICを降りた頃には本降りになった。三脚を立てている同業者は5人ほど。降りしきる雨の中、S10を先頭にした回9701Mがやってきた。なんと幕は「急行」でモントレー色を中間に、国鉄急行色ではさむという粋な計らいに、俄然、写欲が沸いてきた!


回9701M  雨の中、通い慣れた上越線も今日が最後。
2003.11/20  上越線  岩本〜津久田 EOS10D 75-300mm
 
すぐに機材をバイクに積み、最寄の昭和ICから関越道に入る。沼田でも何分か停車があったので駅の前後で2発いけるか?と思ったが、安全第一で、次は上越国境越え後を狙うことにする。関越トンネルを抜けると天気は一転し、まぶしい太陽光が降り注いでいた。湯沢ICで降り、国道17号のオーバークロスを目指す。


国境を抜けると晴天だった。
2003.11/20  上越線  越後湯沢〜岩原スキー場前 EOS10D 75-300mm

すぐさま、たった今降りた湯沢ICに戻り再び関越に入ろうとすると、白バイやらパンダが料金所で検問をしていた。シートベルト取締りかと思いきや、二輪の自分も免許提示を求められた。時間がない!次の塩沢石打ICまで全開で飛ばし、撮影地に到着。先客は10名ほど。


2003.11/20  上越線  大沢〜上越国際スキー場前 EOS10D 75-300mm

六日町ICからまた関越に戻る。この先、回9701Mはこのさき長岡で回9376Mと列車番号を変え、方向転換をして日本海沿いで直江津を目指す。長岡の停車もそこそこ長かったので長岡周辺でも撮影地を探したかったが、何を血迷ったか高速を走ってきたので、感覚で列車を抜いていたと勘違いし、小千谷ICで降りてしまった。冷静になってみると回9701Mは行ってしまっており、長岡を諦めて国道291号で内陸をショートカットして、信越線北条〜越後広田に出た。柏崎の手前で1発撮り、柏崎停車で追い越し鯨波で・・と考えていたが、鯨波の人手が予想されるため、柏崎手前を捨てて鯨波一本に絞り現地に到着すると約30人ほどが国道沿いで165を待ち構えていた。通過時間が迫ると続々とカメラが増え、早めに場所取りをして正解だった。



回9376M 今度はS9編成が先頭。幕は「回送」。名撮影地は大混雑だった。
2003.11/20   信越本線  米山〜青海川 EOS10D 75-300mm

 列車が通過すると追っかけ組みも数名いたようで、自分も同様、北陸道米山ICから乗る。今度の長時間停車は高田。上越ICで降り高田市内をうろついて撮影地を探すが、やがて踏切が鳴り出し目の前を通過していってしまった。


回9376M 走行写真はもう限界。ISO1600にしてみたがもう真っ暗。
2003.11/20   信越本線  南高田〜脇野田 EOS10D 75-300mm


脇野田で離合のためしばし停車。
2003.11/20   信越本線  脇野田 EOS10D 24-85mm
 群馬〜新潟〜長野と3県を跨いだ追っかけは終了した。長い歴史を刻んできた165系直流急行型電車の本当の最後を目の当たりにすることができて本当に良かった。情報を提供してくれたK1トップ氏に心から感謝を述べたい。