【首都圏プチ撮影ツーリング】 ヒガハスでEF65

2023.6/29

 ここんとこ仕事で重大な案件が続いていたが、それがようやく一昨日終わり、久しぶりに緊張感も解け、「ナンモナイ」普通の休日を過ごせることになった。一日晴れるようだしバイクで出かけてみよう。趣味の乗り物になり下がっている我が愛車に1か月ぶりに火を入れ、始動を確認。タイヤ空気圧もチェックして通常到達出発時刻よりもかなり早めに家を出るつもりだ。高速に乗れば1時間ちょっとの道のりだが、何だか今日は少しでも長い時間、二輪車というものを操作したくてオール一般道で乗り込んでやろうと思っている。また昼飯も混雑するランチタイムの前に喰っておきたい。いつものラーメン・・ではなく、最近、町中華的なものにハマッており、たまたま道中見つけたらフラッと入って見るのも楽しみである。

 本日のお題は「田端EF65白岡試単」。こっち系はあまり詳しくないのだが、検査明けなどにカマの調子を見るため、近場を一往復、ひとっ走りする運用と自分の中では理解している。81だと常磐線の神立試単もある。どのくらいの頻度で設定されるか、どの程度の注目度なのか。ただの単機が町の中を走るだけのことであるから、多分「その」程度だろうと思う。白岡までの沿線で唯一?開けた場所といえば東大宮〜蓮田、通称「ヒガハス」。今日はここを目指す。多分10年以上ぶりの訪問だ。

 9時半ころ出発。国道1号=第二京浜で北上し多摩川を渡り環八へ。練馬区内に入ると強烈な渋滞で行く手を阻まれ、だいたいここを通過するのは関越を目指す深夜帯がほとんどなので、その流れのギャップに少し驚く。時間的に厳しくなっており、もう一つの目的としていた町中華屋で優雅なランチも少し危ういようだ。渋滞をようやく抜けいつもの関越方面をスルーし、さらに環八を赤羽付近まで進み、国道122号で荒川を渡り彩の国へ突入。順調に流れたり渋滞にはまったりをくり返しながら、昼飯にありつけないまま目的地までもうすぐの所まで来てしまった。時間もいつしか捲っており、腹も減っていたが沿道には郊外の国道沿い定番のすき家かサイゼ、マックぐらいしかない。昔ながらの醤油ラーメン+チャーハンを諦めかけたその時! 見つけたのは「山岡屋」・・・。結局いつものネギラーメンになってしまった。腹いっぱいになったところで店を出る。それにしても今日は暑い。蓮田の気温は6月というのに33℃。出発時からメットの中は汗だくで、その上塩辛いラーメンを完食したことで干からびそうだったので、店の前で600ml麦茶を一気飲みし、至近のヒガハスへ向かった。家を出てから3時間。炎天下の都会の一般道を抜けようやく現場到着となった。

 通過30分前。たった1名の同業者がいる中でスタンバイ開始。直線区間だし単機である上、逆光でもある。今日はツーリングが目的。割り切ってセッティングに努めることにした。やがてほぼ定刻通り、試単8633レがやって来た。




2023.6/29    東北本線  東大宮〜蓮田   EOS6D  100-400mm

 通過してプレビューを確認。うん、こんなもんだろう・・・。満足感や征服感も特に無く、ただただ暑いので近くの児童公園の水道で顔と腕を洗い、少しばかりの涼気を得る。でものんびりはしていられない。今去って行った8633レは白岡ですぐ折り返し、30分程度でここに戻って来るのだ。今度は先ほどの撮影場所から線路の反対方へと移り、順光側からの撮影になる。と同時に手前には下り線。本数も多い近郊区間なので被られるリスクは非常に高く、さっきからひっきりなしに15両編成が行き交っている。もう後は運任せ。他2名の撮影者と暑さをしのぐため木陰に身を寄せ、その時を待っていると踏切が鳴り始めた。しかし運は我々に味方しなかった。接近灯が両矢印を示しているではないか! もう本当の運はここからが試される。どこですれ違うのか?だ。背後から近づいてきたのはEF210が牽引するタンカー列車。前方にはEF65の前照灯が見える。被るのか!? それとも逃げ切るのか!?




2023.6/29    東北本線  蓮田〜東大宮   EOS6D  24-105mm

オレ、優勝。

 なんだか走行中に連結器が外れてタキが置いてけぼりになったようにも見えて、これはこれでオモロイ。ひとまず安堵し、とにかく暑いのでその場を撤収。最寄りの首都高のインターである新井宿から乗り、リニューアルされたばかりの川口PAで涼みながら1時間ほど休憩。夕方のラッシュを避けて少し早めの帰還と相成った。