2年ぶりのEF6627! 関ケ原界隈にて。

2017.3/17

 3月に入ってようやく初めて一日中休暇が取得できそうになった。疲れも溜まっているし、明日は近所へ買い物と床屋だけに出かけ、午後は数えきれないほどの弊HPの書きかけの案件でも完成させよう・・・と決めていたのだが、おととし撮影した以降お目にかかっていないEF6627の運用を、ふと調べてみると、今朝、1091レとし幡生に到着したという情報発見。ともすれば明日、白昼の山陽東海道線を上ってくる超ロングラン運用、5074レに就くことが決定。ここ福井からもっともアクセスが容易な関ケ原付近で撮影することにした。通過時刻は15時少し前。予報では晴れ! もう行くしかない!と久しぶりにワクワクしながら翌日を待った。

 そしてその翌日。目的地はこの地から程よい距離の120km程度。正午過ぎに出発すれば十分間に合うので、午前中に用事を済ませる。思いの他暖かだったので、最近ほとんど趣味の乗り物に成り下がってしまったバイクで行こうと思っていたのだが、風が強いのと、それに増して花粉の大量飛散という理由から、クルマで向かう決断をした。13時前出発。高速に乗ってジャスト1時間で米原ICで一般国道21号線に降り、目的地を目指す。この界隈で撮影したのは、思い起こせば18年前。485系ボンネット編成で運用されていた「しらさぎ」撮影に訪れて以来だ。現地に近づくにつれ、当時の記憶は見事なまでに甦り、アルバムの中の写真の撮影地などが思い出され、「あ〜!ココ、ココ!」を何か所か繰り返し楽しんでいた。そうこうして撮影地到着。すでに伊吹山バックのストレートには10名ほどの先客が準備されておられた。通過まで30分ほど。頻繁に通過する普通電車を見送っているうちに、空模様が気になりだした。晴れは晴れだが離れ雲が多数上空を占拠しており、陽が差す可能性は五分五分といったところ。陰ってしまうと露出を上げざるを得なく、そうすると背後の伊吹山の冠雪がブッ飛んでしまう。一同ヤキモキする中、ここに到着して以来の最大の浮雲が太陽を覆った瞬間、非情なことに踏切は鳴り出してしまった。THE END・・・。




練習313。晴れ間がのぞくと山頂までクッキリ! 頼むぜ!キープしてくれ。
2017.3/17   東海道本線  近江長岡〜柏原   EOS5D 24-105mm




露出を急遽4段落としたところで5074レ登場。

2017.3/17   東海道本線  近江長岡〜柏原   EOS5D 24-105mm

 一同失笑・・・。最後尾通過時にはまた春の日差しが戻り、全員落胆を隠しきれない。こうなれば予備で連れてきたEOSkissの確認だ。出発前、かれこれ1年近く実戦投入していないことに気が付き、10分ほど急速充電をし、場所取り用のオモチャ三脚と一緒に持ってきたのだ。




まぁ、当然同じだわね・・・。

2017.3/17   東海道本線  近江長岡〜柏原   EOSKissX3 17-55mm

 と、まぁこんな感じで消化不良のまま現場を後にし、往路と同じ行程を経て、たった一日の休暇は終わってしまった。曇りとなるのであれば接近戦で望遠でドカンと撃ち抜いていたほうがよかった。また課題が増えてしまったが、ヒマとタイミングを見計らってリベンジを果たしたいと思う。