束の間の晴れ。火打山~権現岳をバックに新潟色の485が行く。快速くびき野の送り込み1328M。
2009,1/28 信越本線 脇野田~北新井 EOS5D 100-400mm
連日の冬型の日本海性気候が奇跡的に緩んだにわかの晴れ間、見事にその麗しい姿を現した3000m級の山々。その迫力はケタ外れだ。この国に鉄道というものがなかったら、自分は山岳写真を夢中に撮っていると信じてしまった一瞬だった。まぁ山のことはいいとして結論から言いますとT18は来ませんでした。前日の運用は上沼垂で昼間、長時間の留置があるため少しイヤな予感はしていた。しかし現実は見事に雲一つない快晴の下、新潟色の485は颯爽と目の前を通過していった。この快晴、この雪山。これをバックに行く国鉄色はどんなに美しかっただろう・・。でもこればっかりは仕方がない。日頃の行いの悪さを呪った後、現実的に今日の今後の行動予定を考えたが、どうしても良い案が浮かばない。米坂線に転戦か?しかし非国鉄色はこういう時に限って順調に運用を回っているし、相方が新潟色のタラコ47が一応快速「べにばな」に入っているらしいが、ここから200km以上であるし到底間に合わない。大糸か?ま、まだいいや。そしたら今日はなぜか貨物時刻表も持ってきたので北陸本線のEF81貨物か。しかしそこまで写欲のそそられる対象ではない。諦めて帰ろうとした時ふと思い出した。そうだ、しな鉄169がある。しかし急行色169の運用が分からないので、携帯で、運用が公開されていてるしな鉄HPにアクセスすると、フルブラウザ対応でない自分の携帯では見ることができなかったため、本日の運用を知るにはどうしてもパソコンが必要になってくる。近くにあったヤマダ電器が開店するのを待って調べようかと車を走らせ始めたとき、交差点にインターネットカフェの看板を見つけた。ここから5kmほどの距離にあるらしい。早速看板に促され、そのネットカフェに到着。自身ネットカフェの経験は初めてだった。エレベーターに乗り受付のある2Fへ。料金案内を見ながらシステムが分からないでまごついていると、奥の事務室からやたら萌え声で話してくる女性店員がでてきた。「初めてのご利用ですかぁ~?」 「あ、はい」 「ではこちらにお名前とご住所を・・・」 ・・・ 「ありがとうございますぅ♥ 個室でよろしいですね♥♥??」 「いや別に、普通のでいいです」 「おタバコはお吸いになりますかぁ?」 「ど、どっちでもいいです」 「フリードリンクですがどういたしますかぁ?」 、とこんなクダラナイ会話を続けて、30過ぎと思われる萌えギャルに案内されてようやく席に落ち着いた。キーをぶっ叩き、しな鉄HPをすぐに検索。今日は一番本数をこなす41運用に入っている。ラッキー! すぐにPCをシャットダウンし、入場から5分で退場。¥280を支払い「またお越しくださいませぇ~♥♥♥」の声を背中に駐車場へ急いだ。車に戻り時刻表で調べると、この時間では軽井沢まで足を伸ばす2603Mは間に合わない。どうにか小諸往復が撮れるのが精一杯な感じ。時間もそうそうないのですぐに高速に乗ろうかとも思ったが、緻密に距離と時間を暗算すると国道18号を長野まで走り、そこから上信越道で向かえば間に合いそうだった。小諸には丁度いい時間に到着。特にこの近辺の撮影地は知らないので新規開拓。カーナビでなんとなく辿って降りていった道に線路が見えた。線路を一跨ぎして遠望すると、バック冠雪した雪山が望めるビューポイントだった。
方角的に槍ヶ岳から野口五郎岳の連山だろうか? 行き当たりばったりではこんなもんと諦めた。
2009,1/28 しなの鉄道 小諸~滋野 EOS5D 100-400mm
返しの649M。この急行色もあと2ヶ月だとか。
2009,1/28 しなの鉄道 小諸~滋野 EOS5D 24-105mm
せっかくの晴れだったので諦めず粘着した結果、この2枚の169のショットが残った。この169急行色は今年の3月までの期間限定復活のようだが、あまりにも惜しい。すでに運行されているがJR貸し出しのイベント列車でもいいから、もっと色んなシーンを往く169を撮ってみたかった。でもいくらボヤいてもしょうがない。今度来る時はじっくり、しなの鉄道に乗りながらカメラ片手にスナップしたいとふと思った。往時のボックスシートではないが唸るモーターの音を肴にして一杯やりながら旅したいっていうのが本音かも知れないが・・。