駅からの景色はこんな感じ。64はいなくなってブルサンが頑張っていた。
2009,2/7 篠ノ井線 姨捨 EOS5D 24-105mm
駅を出て公園の展望台に着くとすでに30人以上。当然のことながらベストポジションは無く、仕方なくやや外れた林の隙間から望遠をニュルニュル繰り出して照準を調整した。
広角でガッと引き付けて、をやりたかったが、すでに場所は無く・・・。
2009,2/7 篠ノ井線 姨捨〜稲荷山 EOS5D 100-400mm
カボチャ色に輝く湘南色。
2009,2/7 篠ノ井線 姨捨 EOS5D 24-105mm
この姨捨駅では10分の停車。退避もしながら観光停車も兼ねているんだろう。駅へと急ぐ。すでに169の周りには群がる人たち50名くらい。おやおや、前の人が写ってしまうとわめいているテツもいて、プチ罵声大会になりつつある。休日テツはイヤだなーと遠巻きに見物した後、駅出発を狙おうと構内外れのポイント付近で陣取った。ここでも記念撮影に来ていた地元ファミリーに罵声を浴びせるオヤジ一匹。もうやめてくれ・・・と思う反面若干ニヤニヤしながら出発を待った。
善光寺平が一望。嗚呼絶景かな。
2009,2/7 篠ノ井線 姨捨 EOS5D 24-105mm
さて、姨捨出発を撮り終わると返しはどこで撮ろうかと初めて考え出した。イメージとしては篠ノ井線らしい高原の開けたカーブなんかを山バックで撮ってみたいと思うのだが、篠ノ井線で撮る経験はほぼ無いに等しいし、事前知識も仕入れていなかったので行き当たりバッタリに普通列車に乗りながら撮影地を探すことにした。ほどなくして下界から登ってきたのは東海の313だった。こんなとこにも来るようになったのかーと少々戸惑いながら真新しい313に乗り込む。サミットの長い冠着トンネルを抜けて高原地帯へ出るとすぐに撮影場所検索。車窓を左右に見比べながら、遠くに白く輝く北アルプスバックに撮れる場所はなかろうかとキョロキョロと挙動不審になりながらも撮影地を探すが、どうしも良さげなポイントは無く3つ目の駅の坂北に到着するアナウンスが流れると、左車窓の田んぼに10名ほどのテツの砲列が見えた。線路は緩やかにカーブしており、テツのいた反対方には北アルプスが遠望できる。しかしここは駅のほぼ中間地点である上に列車は駅進入直前に長いトンネルに入ったので徒歩で向かうならこの山を越えなければならない。坂北到着。ここにしようかと揺らぎ、降りちゃおうか、もう少し先まで探そうか考えたが意を決して下車してみた。駅前に出て周辺地図の看板を探したが見つからず、駅前に停まっていたタクシーでさっきの田んぼまで乗り付けてしまおうかと思っているうちに、到着した普通列車から乗り換える乗客を待っていたタクシーは、誰も客になり得ないだろうと諦めて回送で行ってしまった。歩くか・・。しかし今日に限って地図を持ち合わせていない。また携帯で表示できる地図は駅から500m四方まで。なんとなく勘に頼って、線路沿いの道を長野方に歩き出した。しかしすぐに線路から離れ、道はさらに細くなり山のほうへ九十九折で上り勾配に差し掛かっている。不安になりながらも小さい山を一つ越し、少し迷いながら40分ほど歩いて撮影地到着。丁度聖高原との中間地点であった。
陽は西に傾き始め、車両側面の影がちょっと怪しい感じになってきた。下りしなので練習。露出確認。
2009,2/7 篠ノ井線 坂北〜聖高原 EOS5D 100-400mm
奥は多分名峰、穂高山。編成全体を入れようとして引き過ぎた模様。山が目立たたんは、これじゃ。
2009,2/7 篠ノ井線 坂北〜聖高原 EOS5D 24-105mm
山越えが面倒くさかったので、国道をまた40分歩き隣の聖高原に着いた。やって来た普通列車に乗り松本へ。ここから特急「スーパーあずさ」で帰ろうかとも思ったが、節約根性が出てしまい高速バスに乗ることにした。出発してすぐに缶ビールを開けてリクライニングを倒す。これこれ、車テツもいいけど、たまには列車移動でビールを呑みながらっていうのも、これまたオツかなって思った撮影紀行でした。