雪レを初追跡
第4章 2006,2/18

 今冬5度目の雪レ撮影である。4度目は先々週、只見線小出〜大白川のラッセルを狙い乗り込んだのだが、朝の4時頃DD15が通過したのみで、無理やりビデオまわしただけで終わってしまった。 5度目となる今回は、ほぼ毎日運転されている米坂線のラッセルと、前日、途中の小国まで運転されたロータリーの、小国以遠の作業を期待しての遠征だった。 
 第3京浜、関越、北陸、日本海東北道の乗り継ぎで、道の駅「関川」に午前3時頃到着。本日A2運用に入った国鉄色58+28は現在小国に滞泊中で、翌朝のA3の1128Dを撮るべく車内で仮眠。起きると7時を過ぎていたので、1128Dまで時間がなく、国道沿いから簡単に撮影できそうなところを探索する。

 
道路の温度計は-1℃。しかし日差しがまるで春のよう。寒さを感じなかった。
2006,2/18 米坂線  越後下関〜越後片貝  EOS5D 24-85mm



追いかけるつもりはなかったが小国停車で1128Dを抜き、もう1発。
2006,2/18 米坂線  羽前松岡〜伊佐領  EOS5D 100-400mm

 さて本日のラッセルはあるだろうか?まずは確認のため今泉にDE15が来ているか向かってみる。小国付近は前回来た時よりもかなり積雪は少なくなっており、雪レシーズンも後半になっていることを改めて感じたが、宇津峠付近は依然として線路は深い雪に覆われている。今泉の跨線橋から先ほど撮った国58とDE15がホームをはさんで並んでいるのを確認。すぐさまUターンして手ノ子駅ホーム先端で三脚を立てる。ビデオのバッテリーを車に忘れてきてしまったので取りに戻ると、なんとDE15が目の前を通過。慌ててホームの三脚を撤収して追っかけ開始だ。手ノ子駅のすぐ先でラッセルを追い抜き、宇津峠の築堤を見渡せるところで車を止め車内から撮影。



時間がなく後追いになってしまった。とりあえず撮っといたって感じ。
2006,2/18 米坂線  手ノ子〜羽前沼沢  EOS5D 100-400mm


ラッセルの速度は速くても60km/h程度なので宇津峠トンネルで楽勝で追い抜き、撮影ポイントを探し始めるが除雪のため国道の片通が10分と長く、その間あっさり抜かれてしまった。片通が解除になると再びとばし、すぐに追いついた。しかし前方を走っていた県外ナンバーの車が後ろからきたラッセルが珍しいようで(珍しいが)ヨソ見をしながらDE15と速度を合わせ並走し始めた。車内の熟年夫婦はデジカメを取り出し何枚か撮影している様子。オオオオーーーイ!!! 並走は10kmにわたり、小国市街に入った頃ようやく無理やりその車をブチ抜く。適当に見つけた踏み切りに車を止めるとすでに警報機が鳴り出しており、慌ててカメラを取り出し撮影。

露出もピントも構図もメチャクチャ。撃沈。
2006,2/18 米坂線  小国〜羽前松岡  EOS5D 100-400mm

 結局というか案の定特雪も来ず、無駄になった今回の旅費を節約しようと米沢から横浜まで下道で8時間かけて帰宅した。