風っ子には目もくれず。やっぱり国鉄色キハ58、只見リレー!
2006,10/14

 DJ誌には掲載されていないネタの追加運転の情報が、毎度お世話になっているK1トップ氏よりもたらされたのは2日前。内容はというと、午前にEF551とDD51842のPP、午後はEF5861とDD51のPPが、客車を横川までそれぞれ往復するというものだった。近場で手頃なので早速氏と連絡を取り、高崎の3大スターを頂戴しに上野の国に馳せ参ずることとなった。深夜未明に仕事を終え、バイクで首都高、外環を経由し、埼玉のK1トップ氏の自宅に向かった。すぐに彼の車に乗り換え関越を北上。岡部本庄にするか新町神保原にするか撮影地を話し合った。それとも勢い新潟に抜けて只見リレーの国鉄色のキハ58に決めちゃおうかという議論まで飛び出した。とりあえずハラも減ってきたので高坂PAで飯でも食いながら決めようとピットインすると、ついに雨が降り始めた。まだ夜は明けていないが明らかに厚い雲が空を覆っているのが分かる。天気予報を見ると新潟は晴れ。群馬は曇り。ん〜迷う。ついに行き先をジャンケンで決めることになった。結果は私が勝利し、EF×DDのPPに決定。しかし目的地近くの寄居PAで事故による大渋滞となり、我々のテンションは一気に落ちた。また陽が昇っても露出を得られる状況ではなく、急遽200km先の新潟に行ってしまうことにした。小出ICで降り、まずは新津からの送り込み回送を狙った。

 
回9434D。花の名前は知らないが、築堤を覆っていたピンクの花弁。
2006.10/14   上越線 北堀之内〜越後堀之内  EOS5D 100-400mm

 小出の停車を利用し只見線内の撮影地を物色。あまり時間がないので、焦って田圃に車ごと横転しそうになりながら、大白川付近の農道を右往左往しているとついに時間切れ。踏切が鳴り出した。


車窓を開け放てるのが国鉄気動車の醍醐味。みんな本当に愉しそう!
2006.10/14   只見線 柿ノ木〜入広瀬  EOS5D 100-400mm

六十里越えで只見に向かった只見リレー9426Dは、只見駅からの風っ子の乗客を輸送するための乗り継ぎ用の接続列車であるが、われわれはそんな観光列車にはまったく興味ない。只見で折り返してくる下り9427Dの撮影地を探し始めた。 


峠から降りてきた9427D。大白川構内を一望できる高台発見。
2006.10/14   只見線  大白川   EOS5D 100-400mm

 大白川で14分の停車があるので、車で午前中目を付けておいた渓谷俯瞰に先回り。1時間ほど前には誰もいなかったポイントだったが、一般人含めて10人ほどがカメラを携えて我らが国58を待っていた。


秋空がとても澄んでいた。渓谷よりも雲メインで大きく切り取った。
2006.10/14   只見線  大白川〜柿ノ木   EOS5D 24-105mm

この後列車は小出まで停車は無いが、線路形態や道路事情から追っかけ可能と判断。撮影後すぐに追撃開始。大倉沢の鉄橋に到着したのは通過2分前だった。


大倉沢鉄橋にギリで到着。やっぱり国鉄色は日本の風景に溶け込みます。
2006.10/14   只見線  越後須原〜魚沼田中  EOS5D 24-105mm